いうまでもない大ベテランの俳優さん。
「ビルマの竪琴」「息子」「復讐するは我にあり」「利休」そして「釣りバカ日誌」など多くの映画で知られる人です。
息子である佐藤浩市さんもすでにベテランの域にありますから大御所的な雰囲気もありますが、役のために歯を抜くなど、その徹底した役作りでも知られています。
「釣りバカ〜」は長くシリーズ化されたので、多くの方々に親しまれた映画でもあり、役でもあると思うのですが、わたしが最もこの方の出演作でいまも印象の強いものは、
「赤い運命」
です。
そう、テレビの「赤いシリーズ」です。
白血病の「赤い疑惑」に続いて放送された「赤い運命」。
伊勢湾台風で2人の幼子が取り違えになり、山口百恵さんが殺人の前科持ちである島崎(三国さん)のほうに、もう1人秋野暢子さんが検事の吉野(宇津井健)に引き取られるというものです。
この三国さんが、まあ怖いと言うかなんというか。
無精ひげをはやし、荒っぽく、殺人犯そのものです。
山口百恵さん演じる直子はやさしい性格なので、父が暴れても「おとうさん」とやさしくするんですが、幼かったわたしには、この島崎というのが怖くて(笑)。
道端に寝てても、見ない振りして通り過ぎる感じ。
このトラウマにより、三国さん、「釣りバカ」まで怖い人の印象が拭えませんでした。
↑「赤い運命」の最初をまとめた動画が。
冒頭の伊勢湾台風のくだり、子どものころ怖かった(笑)。
ご冥福をお祈りいたします。
といってもここ、
どうせ誰も見てませんからっ(UoU)。。。